プロジェクトM
(メイド・カフェ体験記)
第二部
某月某日
東京滞在2日目‥
前日の第一部での惨憺(さんたん)たる結果を受けて
憔悴(しょうすい)しきったまま床に就いた第一日目。
てっきり、このままで自分のメイド・カフェ体験記は終止符を打たれたと思っていた矢先、
事態は予想外の展開を見せ始めます。
本日は午後3:30の新幹線に乗って、帰宅する予定で、
本来なら、このままホテルのチェックアウト時間までダラダラして
近場でマッタリと新幹線の発射時刻を迎えるものと思っておりました。
ところが、新幹線の乗車時間までは、少しばかり時間があるという事で
親戚の皆様は日本橋で御土産を購入する運びとなったのです。
日本橋‥‥
そう、個人的には
こんな高級デパートや大手銀行の立ち並ぶブルジョワ街には全く興味はございませんが
実はこの日本橋という地は、都市圏に在住の皆様には御存知の通り
前日のプロジェクトMの実施地である秋葉原とは「目と鼻の先」という好ポジション。
これはもう前日、不本意に終わったプロジェクトMのリベンジのチャンスが巡って来たとしか思えません。

‥という訳で午後10:30に日本橋に到着し、親戚の皆様の御提案で
ここから自由行動となりました。
とりあえず新幹線の時間に間に合うように、少し余裕をみて
「午後2時に、再び日本橋に集合」だそうです。
ちょっと待って。
そうです、これは‥‥
‥チャーンス!!
ですよ。奥さん。
そう、これはもう行くしかないでしょう。
日本には「七転び八起き」ということわざがあります。
例え七回転んでも、八回起き上がるという、
普通なら7回転んだら7回起き上がるところを
1回余計に8回も起き上がってしまう、うっかり者の例え‥‥
‥‥では無く、何度でも立ち上がる不屈の精神を表した
スバラシイ言葉です。
私だって昨日のような不本意な結果のまま、故郷の地を踏む訳には参りません。
止せばいいのに、不屈の精神を煮えたぎらせて
リベンジ・マッチを決心いたします。
プロジェクトM
(イレギュラーながら)第2シークエンスに突入。

‥という訳で、やって来てしまいましたよ、決戦の地「秋葉原」に。
分かっています、分かっていますとも。
この戦(いくさ)は所詮、負け戦であることも。
でもオイラのゴーストが囁(ささや)くのです。
「秋葉原でメイドさんが待ってますよ」と。
(医学的に、そういうのは幻聴といいます)
‥そんなこんなで、ここにプロジェクトM、第二幕が幕を開けたのであります。
そうです、冷静に考えてみれば
前日は早朝5時起床で、ほぼ丸一日フル稼働の末の憔悴(しょうすい)しきった状態での
メイド・カフェ初体験でしたので、おそらく脳がオーバーヒートしてショートしたに違いありません。
一晩寝て充電完了した今なら、
多少の事になら耐えられるはずです!‥‥多分。
否、どんな事にも耐えてみせましょうとも。
‥等とやる気だけを空回りさせ
意を決して秋葉原の駅を出た瞬間‥
‥‥いきなりメイド姿の女性がビラ配りしておりますよ。

「ぎゃふ〜ん」
ていうか、まだ心の準備が出来てませーん。
いくらなんでもメイドさんに合うの、早すぎです。
街にも立ってるんですね、メイドさん。
「今回こそは大丈夫」と決意した数秒後には瞬極殺みたいな状況になってます。
私の決意を打ち砕くかのような先制パンチ。
恐るべしは秋葉原。
常に私の上を行くアキバさんは御見事です。
‥と、こんなところでメイドさんと第一種近接遭遇している場合ではありませんので
遠巻きにメイドさんを避けつつ、最優先到達目標へと向かう事とします。
さて、ここで今回のプロジェクトMの第2部の計画を整理しておこうと思います。
現時点で10:45頃の秋葉原着。
日本橋での集合時間は移動時間を考慮すべきなので
多少の余裕をみて所要時間は2時間強といったところでしょうか?
つまりタイム・スケジュール的には
メイド・カフェ1件巡って、
余った時間は秋葉原を散策。
最後はお土産用にチチブデンキの「おでん缶」を買う。
‥ってな具合が現実的選択だと思います。
ま、お土産が「おでん缶」ってのは、私の知人達は心が捻くり曲がっておりますから
東京土産に「ひよこ」等の定番品を買って帰っても
リアクションが薄々なのは目に見えてるので、私なりに一捻りした結果です。
とりあえず、当初の計画通り
まずは「チチブデンキ」を横目に見つつスルーして
(地理的にメイド・カフェよりも駅に近いのですが、缶詰は重いので後回しです)
初日に「3時間待ち」といわれて断念したメイド・カフェに向かいます。
‥‥が、どうやら今度は時間が早すぎたのか
到着しても、お店はまだ開店していない模様。
既に4人ほどの行列が出来ていましたが、私には時間が無いので
ここは一旦スルーして、どこか周辺に開店しているメイド・カフェがないか散策してみます。
んで、近場を1周グルっと回ってみたのですが、それらしいお店は発見出来ず
結局、他にアテも無いので最初のお店に戻ってきてしまいました。
オイラがウロウロしている間に行列はさらに2人増えて6人。
でも、私が列の最後尾に着いたところで
前にいる2人組みが「こんな状況、ありえない」と言い残し去っていきました。
多分、開店前からメイド・カフェに並ぶという行為に
耐えられなかった御様子。
さて、現時刻10:55。
行列に参加したのは良いのですが問題は
お店が何時に開くのか全く分からない事です。
ちょっと、前に並んでいる方に訊いてみようかとも思いましたが
大変、声を掛けづらい「負のオーラ」を発していましたので
無意味な接触を避けて、黙って待つことにします。
程なく興味本位っぽい2人組みが私の後ろに付いて、会話を始めたのですが
訊くとは無しに「11時開店ゴニョゴニョ‥」と聞こえてきたので
「なんだ、もうちょっとじゃん」
という事でこのままココで踏ん張る事にしました。
結果、最終的な布陣は以下のようになりました。
(完璧にオイラの偏見に満ちた目での憶測ですが‥)

左側・先頭から「オタク・オタク・オタク・凄いオタク・オイラ・興味本位の人・興味本位の人を連れてきた詳しい人」の順
‥ちうか、勝手にオタクと決め付けた人達、ゴメンな。
(だって、そう見えるんだもの)
時刻は11:05。
開店予定時刻を5分ほど過ぎたところでメイドさん登場。
店先に黒板(?)みたいな看板を出して、いよいよ開店のようです。
ほとんどムカデ競争の如くゾロゾロと行列がお店に吸い込まれ、
店内での着席状況も、ほぼ開店前の行列順に席に着いたので
こんな感じになりました。
(というか、今回はあっさり入店する事ができました。)
(メイド・カフェは朝一が狙い目なのか?)

多分、凄いオタク密度。
ハタから見たら凄い近寄り難いオーラを放っている集団でしょう。
(ちうか、1人は喫煙席に行ったような気もするのでテーブル席が1つ多い気もするケド、
話とあんまり関係ないので、そこら辺は良しとしようよ)
着席後、程なくメイドさんからメニューを渡されましたので、
目を通してみますと
スパケティーやリゾット等の食べ物類
ドリンク類
デザート類
‥と、メニューは至って普通。
「メイドさんと〜」とかの恥辱プレイを連想させるキーワードは一言も書いてありません。
なんだ、ここは普通の喫茶店じゃないか‥と思わせるラインナップ。
ただ、注文を受けに来たメイドさんが
お殿様に報告する際の「くの一」みたいな低姿勢だったのを見て
「嗚呼、やっぱりココはメイド・カフェなんだ」と思い知らされます。

通常の喫茶店のウェイトレスさんの見下ろし目線とは対照的に
「いくらなんでも低姿勢過ぎでは?」と思いつつ
何気に小腹が空いたのでレア・チーズケーキと
アイス・カフェオレを注文する事にします。
程なく、注文した品を運んできたメイドさんですが
注文品をテーブルに並べるや否やオイラに質問してきます。
「ガム・シロップはお入れになりますか?」と。
‥はっ!そうか!!これはもしかして
ガム・シロップをメイドさんが入れてくれるというパターンですか!?
知ってますよ!!
流石にグダグダな計画を立てたオイラでも、ちょっとだけ予習してきてますよ。
「メイドさんがガム・シロップを入れてくれるお店がある」と、お勉強もして参りました。
‥‥それがまさかココとは‥‥
「お願いします」と答えると
予想通りメイドさんがアイス・コーヒーにガム・シロップを入れてくれます。
‥‥が、さらにメイドさんから想定外の一言が‥
「ミルクは私がお入れしますので、ちょうど良いと思ったところで止めて下さい」

‥ちょっと待って。
ミルクまで入れてくれんの?
結局、メイドさんには
ガム・シロップを入れてもらう。
↓
ミルクを入れてもらう。
↓
ストローの袋を外して、アイス・カフェオレを混ぜ混ぜしてもらう。
↓
最後に口を付ける部分のストローの袋を外してもらい
完成品のアイス・カフェオレを差し出される。
なんですか!?
この、畳み掛けるような波状攻撃はっ!?
そりゃ資本主義国家でこんな事してたら
ソビエト連邦も崩壊しますよ!!
何とはなしに注文したアイス・カフェオレですが
恐ろしい事にガム・シロップを入れるところから混ぜ混ぜまで
全てメイドさんがやってくれるという、超過剰サービス。
ゴメンナサイ。
オイラ、全然勉強不足でした。
無知で愚鈍な泥亀でした。
(まさか、ここまでしてくれるとは思ってませんでした)
‥というか
アイス・カフェオレ。グッジョブ!!
です。
そして暫らくすると、私の右隣の人も
アイスコーヒーを注文したらしく
「ガムシロップを入れますか?」とのやり取りが始まりました。
‥ところが、このお隣さんは蚊の鳴くような細々とした声で
すぐ隣で訊いていた自分でさえ良く聞き取れない
「お願いします」との小さな声は
メイドさんには「結構です」に聞こえたようで
メイドさんはアイスコーヒーをブラックのまま置いただけで、そそくさと奥に引っ込んでしまいます。

あれ?アイス・コーヒー頼んだら「メイドさんにガムシロップを入れてもらう」って
メイド・カフェならではの、外せないイベントなんじゃないの?
案の定
ただ置かれただけの黒いアイスコーヒーを目の前にして
小さく呻(うめ)くお隣さん。

やっぱり君は「お願いします」と言ったんだね。
(でも、声、小さ過ぎだよ)
(真横のオイラでも良く聞き取れなかった位だから‥)
次はもっと大きな声で言おうな。
そして今度は自分の左隣の2人組みが
メイドさんと何やらもめているご様子。
どうやら初めに注文したポルチーニ茸のスパゲティーの材料が無いそうで
メニューを違う物に変更してもらえないか?との旨の内容のようです。
開店一番で材料が無いってどういう訳やねん!?と思う気持ちも分からんでもありませんが
やけにお隣さんはポルチーニ茸にご執心のようで
「ちょっと待ってくださいよ、もしポルチーニ茸が無いなら
ポルチーニ茸なしで作ってもらっても良いですから」
と、ひたすらポルチーニ茸のスパゲティーに食い下がります。

一体、何が彼をそこまで駆り立てるのでしょう?
ポルチーニ茸のスパゲティーには、そこまでして注文する程の価値があるのでしょうか?
もしかして隠された秘密とかあったりして?
‥‥ちうかですねぇ。

ポルチーニ茸のスパゲティーから
ポルチーニ茸を抜いたら、素スパゲティーになるんとちゃうん?
‥等と密かに突っ込みを入れたのは秘密の話です。
んで、散々メイドさんともめた挙句、
「チーズ系のスパゲティーは作れませんのでぇ‥」
というメイドさんの一言でお客さん側が折れて
ミートソース・スパゲティーにメニュー変更と相成ったわけです。
しばしの後にメイドさんがミートソース・スパゲティーを運んで来ましたが
これまた恐ろしい事にミートソースに掛ける粉チーズも
メイドさんが掛けてくれるというのです。
(メイド・カフェでは自分の想定外の事ばかりです)
以下、お隣さんとメイドさんとのやり取りなのですが
メイドさん「それでは私が粉チーズを掛けますので、丁度いいところで止めてくださいね」
客「‥‥‥‥‥」

客「‥‥‥‥‥」

客「‥‥‥‥‥」
一向に止める気配のないお客さんと
ひたすら粉チーズを掛け続けるメイドさん。
全く止める気配の無いお客さんに
流石のメイドさんも違和感を感じたのか
戸惑いながらも「あのーー」と、お客さんの顔色を伺います。

そんなメイドさんに対して
「いえっ!!まだ全然掛かってませんからっ!!
もっとドバっと掛けて下さい!!」
と、またもやメイドさんに食い下がるお隣さんは、一体何者ですか?
どうにも左隣のお客さん
必要以上というか積極的にメイドさんと関係を持とうとしているよう見えますが‥‥
‥でも、それって逆にメイドさんに嫌われなくね?
‥と、思うよオジサンは。
‥ときに、先ほどから思っていたのですが
どうにもココは昨日と違って居心地が良いのです。
生クリームでハート・マークのデコレートがなされた
レア・チーズケーキを頬張りながら
「なんでだろな〜」と
思案‥

‥‥する前に、ここのところの体調不良用の
お薬をお水で飲み下します。

「あー、忘れる所だったぁ」
まぁ、ここら辺の話は本編とは全く関係ないので
書くまでもないのですが‥
んで、冷静に現状を観察してみましたが
改めて見てみると、ここのお店は「ご主人様ぁ」とか言って無いんですね。
出迎えも普通に「いらっしゃいませ」です。
つまりカッコはメイドさんですが、基本的な言葉遣いや
お店のメニューは普通の喫茶店をベースにしている模様。

とはいえガムシロップを入れてくれたり
粉チーズを掛けてくれたりと
通常の喫茶店では考えられない、超が付くほどの過剰サービスは
やはりメイド・カフェならではのものでしょう。
端的に考えると、
一口にメイド・カフェと言っても
昨日、行ったようなメイドさん色を全面に押し出した
メイドさん主体型や
ここのような「ちょっと控え目」な喫茶店主体型などの分類が出来そうな気がします。
無論、只でさえ競争率の激しい資本主義経済にあって
ここ秋葉原はメイド・カフェ激戦区でもありましょうから
両者の良いとこ取りしたお店や
全く別ジャンルのメイド・カフェが群雄割拠しているに違いありません。

いくつかの分類パターンを模索してみましたが
全く別の視点から
昨日、訪れたようなメイドさん主体型で「ご主人さま」という声が飛び交うように
内容の濃さでレベル分けするという「レベルで分類」という方法もありそうです。
つまりは昨日訪れたお店は、自分にとってはスゲー濃すぎて
私はレベル1の弱々状態で拳王ラオウに闘いを挑もうとしてた
盲目な野良犬野郎という事です。
ああいったお店は、もっと修行を積んで経験値を得た上で行くべきでした。
さて、そんな愚にもつかない詮索は置いといて、
そろそろ店内も開店後、数十分を経過して満席状態を向かえてきた模様。
ところが周りの皆さんは、本や得体の知れないパンフレットのようなものを広げて
本格的な居座りモードに突入し始めた御様子。
「どおりで待ち時間が長くなる訳だなぁ」と
喫茶店の回転率の悪さを、しみじみと実感。
今回、オイラには明確なタイムリミットがあるので
そろそろ退散しないと今後のタイム・スケジュールに狂いが生じてしまいます。
大した時間は過ごしていませんが
個人的には十分メイド・カフェを満喫できたので
早々に、お店を出る事にします。
‥が、「お勘定をお願いします」と
レジに行ったらば
メイドさんに「ポイント・カードを無料でお作りしますが、いかがいたしましょうか?」との
ご提案を頂きます。
でもさ

片道3時間半に新幹線代(往復)約3万円も掛けては
来れないよ、普通。
常識的に考えて2度と来る事は無いと判断したので
「結構です」とお断りして、お店を後にします。
グッバイ、メイド・カフェ。
もう二度と来る事もないでしょう。
‥‥で、ちょうどメイド・カフェを出た瞬間
店先でメイド・カフェに入るか否かで葛藤している
女性2人組みと遭遇。
いま正に、メイド・カフェから出てきたオイラを目の前にして

と思ったままの事を口に出している君。
メイド・カフェから今、正に出てきた私の立場はどうなる?
一瞬、「いやいや、思ったよりも普通だから、話のネタに入ってみたら?」と
声を掛けようかとも思いましたが
自分の事を「オイラ」と呼び、女の子2人組みでメイド・カフェに入店しようとしているあたり
只者ではないような気がするので、ここはスルーする事にします。
そもそも今、声を掛けたところで
「メイド・カフェから出てきたオッサンに話し掛けられたわ、キモー」と
確実に引かれる可能性があります。
やはりここは確実にスルーです。
さて、この時点で個人的には目標は達したも同然ですが
第二目標である秋葉原散策に向かう事とします。
‥ところが
もはや、メイド・カフェに2度と足を運ぶ事はあるまいと決心して
メイド・カフェを後にした2分後には
再び街中でビラ配り中のメイドさんに第一種近接遭遇してしまいます。
ちうか、実際にはメイドさんとは結構な距離があったと思ったのに
「あ、メイドさんだ」と思った瞬間、確実に目が合いました。
(というか、目を付けられました)

行き交う人々を物ともせずにツカツカと私のところへ
まっしぐらにビラを差し出すメイドさん。
なんですか?
メイドさんには特殊な眼力でも有るんですか?
それとももしかして、オイラの額には
「今、メイド・カフェに行ってきますた」と書いてありますか?
普段なら絶対に、この手の配布物は受け取らない自分ですが
相手がメイドさんだったので、条件反射だったのか
はたまたメイドさんの気迫に押されたのか
あっさりとビラを受け取ってしまいます。
以下、貰ったビラに書かれていた内容を要約すると‥
‥‥‥
‥‥
‥
メイドさんがマッサージしてくれるお店だそうです。
メイドさんの「肩トントン」とか
フットバス後の「アロマ・マッサージ」とか
内容、濃すぎですよ。
もうギリギリ・アウトっていうか
200%完璧アウトです。
そんな超が付く程のメサメサ濃ゆ濃ゆのお店
絶対ムリ。
‥という訳で、そんな濃ゆいお店は置いといて
第二目標である秋葉原の散策を続行する事とします。
途中、近寄り難い雰囲気のオーラをビシビシ放出しているゴスロリ娘とすれ違い
「わぁ。こんな子、ホントにいるんだぁ」
と、ひとしきり関心。

「あんた達、私に声掛けんじゃ無いわよ的オーラ放出中」
それにしても中央通りは10年以上前に訪れた時と違って
確実にオタク向けの同人エロエロなお店が増えています。
‥というか昔はこんなゴスロリ娘っとか、エロ同人店は無かったよなぁ。
まぁ、花も恥らうお年頃はとうに過ぎているオジサンですから
「こんなお店は不潔だわ」
なんて奇麗事など屁とも思わず、堂々と入店してみますが
ゴメン。
正直、キャラクター物はさっぱり分からないや。
いやぁ、エヴァとかまでなら分かるんだけどねぇ。
何か知らない物の方が多すぎ。
(あ、フェイト関連は分かるか)
ちうか、こんなところでカルチャーショック受けてどうすんだ?自分。
で、結局良く分からない物だらけなので、
何も買う気すらも起きずにお店を後します。
その後もコトブキヤさんやイエローサブマリンを発見したので
「おお、模型関係ならOKじゃん」
(私の場合はAFV関連だけど)
と入店するも、見渡す限りキャラクター物のフィギュアばかり‥‥
ショーケースは見た事もない女の子のフィギュアでビッシリです。
甘かったです。
そういや、ここは秋葉原でした。
AFVの要素なんて、微塵も無いじゃないですか。
この街は歩けど歩けど、
行き当たるのは「オタク要素のある店」か「電機店」ばかりです。
結局、小一時間ほど歩き回りましたが
収穫ゼロ
でした。
そして、
ひとしきり秋葉原の散策を終えて、
時間も頃合いを迎えましたので
いよいよ最終目標の「チチブデンキ」に向かいます。
一応、中央通りをブラブラしておりましたので
チチブデンキには、ものの5〜10分ほどで到着。
店外では流石、日本一の売り上げを誇る自販機だけあって、
おでんの自販機をバックに記念撮影をする人達を何人も目撃。
自販機バックの記念撮影なんて
他の場所では有り得ない光景です。

でも他人に見せる時は、必ず補足説明しないと
得体の知れない写真になる可能性「大」です。
さて、事前の調査では
ここの「おでん缶」は一度温めてしまうと
味が染み込み過ぎるので一度温めた物は1日しかもたないそうです。
今回はお土産用に購入する予定ですので店内にある
温めていない状態の物を購入しなくてはいけません。
早速、店内に入ると電子部品に混じって店の奥で「おでん缶」が売られていましたが
うず高く積まれた「おでん」の箱を、店員さんが肘掛代わりに使っているのを見て
「もしかしてこのお店は、本業の電機店よりも「おでん缶」で儲かっているんでは?」と
錯覚を起こしそうな位の大量のおでんです。

一体、このお店にはどれ程の「おでん缶」があるのやら‥
とりあえず、「牛筋」「つみれ」「大根」の3種を適当に見繕って購入します。
‥が、
後日、「おでん缶」はお土産には不向きな事が判明。
主な理由は
その1.
缶詰だから重い
持って帰るのが大変です。
(42缶単位で地方発送もしてくれるらしいですが、そんなに要らないっス。)
その2.
渡す度に説明が必須
お土産を渡す時に、何の説明もしないで渡すと
「ありがとう」と言われなながらも、「なんで東京土産がおでん缶なの?」という
怪訝(けげん)な眼差しを向けられるので、
「いやいや、これは日本一売り上げのある〜」というくだりの説明を
渡す度にしなくてはいけない事。
その3.
保存が効き過ぎる
缶詰だけあって保存期限が果てしなく長いので
なかなか食べてもらえない。
‥という理由から
話の分かる人向け用に少数本、購入するのが賢い買い方のような気がします。
ちなみに一般人向けにダミーで購入した東京名物「東京バナナ」は
案の定、リアクション薄々で何とも手応えのない反応。
その後、予定通り日本橋で皆さんと合流して無事帰宅。
極めて短い作戦決行時間でしたが、イベント用フラグ立ちまくりの一日でした。
以上で
プロジェクトM
第二部
ここに完結。
‥と思わせて、
これには、さらに後日談がありまして、
東京から帰宅した数日の後、独り夕食を食みつつTVを観ていましたら
中国人向けの「はとバスツアー」を特集しておりました。
一見すると今回の話とは関係ないような気もしますが、実は
その番組では、いろいろなコースがある中で秋葉原コースを選んだ方々を密着取材しており
中国人が電機店で買い物をするエピソードに混じって
メイド・カフェで御食事するシーンも放送されていたのです‥
そしてTVから流れる驚愕の映像‥
‥‥‥
‥‥
‥
猫耳メイドさんが熱々のカレーを
「フーフー」と冷まして、食べさせてくれていますよ!!
中国の方々は嬉々としてカレーを召し上がっておられましたが
TVを観ていたオイラは、
「嗚呼、最初にこのお店に行かなくて良かった」と
心の底から思いました。
恐らく、自分が1件目でこのメイド・カフェに行き当たっていたらば
猫耳メイドさんに「フーフー」してもらったカレーを目の前にした時点で
まず、吐血

血を吹きながら
ゆるやかに弧を描きつつ‥‥

そのまま昏倒。

‥‥という、悩殺コンボ確定。
自分が行ったのが
本当に、こんな濃ゆいお店じゃなくて良かった。
皆さんなら、どの辺までが大丈夫なんでしょ?
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